大正8年に関勢社の専務・稲葉由太郎は業界の発展と協調を願って全国の業者に呼びかけ た。その趣旨に賛同した主要6社で丸妻楊枝製造組合を結成した。丸妻楊枝は丸いつまよ うじの意味で卯木ようじのことである。 尚、この組合に河内長野が加わっていないのは黒文字が主で卯木による丸妻楊枝の製造が 多くなかったからである。
大正8年丸妻楊枝製造組合(12月30日起)
会社名 代表者 府県名 資本金 日本林産㈱ 市村 静岡 10円 日新社 加藤 三重 10円 駒楊枝会社 大西 三重 10円 清津 遠藤 福井 10円 神谷商店 神谷 神戸 10円 関勢社 稲葉 三重 10円
その結成を全国に知らせるべく毎日新聞と業界紙の東京小間物化粧品商報に広告を載せる。 その時の広告費は各々68円55銭と6円である。
である。