e-bookやパソコンの普及で活字文化の衰退がいわれるのがウソのようなにぎわいである。やはり活字本は根強いという印象を受ける。
ブースに来て私の本に興味をもったイスラエルの業者が自分の小間にも来て見てくれというので行くと幅40センチ、縦60センチ位の大きな本が沢山並んでいる。家庭で飾るのだという。簡単に運べないないほど大きく重い。正に世界は広い。
製薬会社に勤められていたドイツの人が来られ、日本から薬学の研究者を会社が招き、その方のお世話をしていましたと言って、日本を懐かしがられ、その先生のお蔭でよい薬が出来たとしきりに喜ばれ、日本人に対する敬意が溢れている印象をうけました。 色々お話をした後に、こういう方には読んでいただければと拙著を差し上げた。 その日の夜に会場から4駅ほど離れたビュッフェスタイルのレストランに行くと混んでいた。四人組の一人が先に帰られるので相席でよいかと言われるので構わないということで座った。注文をして待っていると隣のお客が会場でお会いしましたと話しかけてきたのでよく見ると日本人の研究者をお世話した人が奥さんと友人とで食事をしていたのだった。偶然の出会いに驚いた。こういうこともあるのですねと話が盛り上がった。今の家内とは再婚で自分は働いていないが家内は働いているので、気楽に食べさせてもらっていると屈託がない。日本人にたいする尊敬の念を持って下さっているので何を話しても気兼ねがない。
四代に亘り、99年間つまようじを作っていて、社内に「つまようじ資料室」を設けて歴史や文化を研究している話をするととても喜ばれ、質問も多い。どんなつまようじの質問にも答えられると感心される。旅先ならではの嬉しい出会いであった。
歯の磨き残しをチェックする歯垢染色錠を長く販売しておりますが、それを見られたデザイナーさんが新しく提案下さいました。
子供が使うのでと子供目線のデザインです。それでよく売れるようになりましたので紹介します。デザイン力の見本のようです。
使い方は錠剤を嚙んで、舌で歯に塗り付け、歯を赤く染めます。その後に歯を磨くと磨けていない部分が赤く残ります。誰にもそれぞれ癖がありますので自分の磨けていないところを見つけ出す道具です。