私もキリスト教の信者であるのでその話はよく分かっているがまさか聖書の通りになるなんて考えてもみなかったと話し、盛り上がった。 仕方なく上席でご馳走になった。大変よい経験をさせてもらうことが出来た。 中国から帰ってメールを覗くとコアントローさんから10月のドイツ・フランクフルトのブックフェアの案内が届いていた。中国での開催だったのでヨーロッパの人が少なかったので、世界最大のブックフェアに出展すべきだと勧められた。最初は問題にもしなかったがやり取りするうちに、中国で親しくなり、グランプリをいただいたことでもあるので参加を決心した。
28年6月は毎年繰り返しているヨーロッパでの「つまようじ関連資料」探しである。 今回は骨董商の友人の案内で英国各地のアンティークフェアとアンティークマーケットを訪ねた。遠くはヨーク市まで出掛けた。
ロンドンの骨董街:早朝なので人は少ないが11時頃には人で埋まる
郊外のアンティークフェア広大な敷地で開催され、多くの人で賑わう。
ヨーク市旧市街のアンティークマーケット
そうすると大変多くの収穫があった 。
さて28年10月のフックフェアにはどういう形で参加すべきかを問い合わせると作者が本の内容を説明する形がいいだろうということになった。
9月に入り、自分の小間を持つ方がよいのではないかと話が大きくなってきた。一冊の本しかなく、しかも料理本から少しはみ出した楊枝の本である。そこまでしなくてもと思っていたが、熱心に勧めてくれるので、それならと小間を出すことにした。自社の商品でも海外で小間を持ったことがない。それならそれらしい小間にせねばならないと準備を始めた。小間の大きさとその様子をメールで送ってもらった。まず正面にどういう本か分かるような表示がいる。両サイドの表示も要る。本のパンフレットも用意する必要がある。楊枝の歴史も理解出来る展示品と現在作っている商品も準備した。それに肝心の本である。25冊を旅行鞄に15冊をリュックに入れ、展示品や道具を持って参加した。フランクフルトのメッセ会場はフランクフルトの中央駅から市電が出ていて一本で行ける便利な展示会場で30年程前にワールドデンタルショウがあり、訪れたことがある。
珍しい本だと多くの来場者が見てくれた。
ブースの左隣はペルー。この国の外交官でMr.Guillermo Gonzales Arica氏は隣国のホンジュラスへ赴任した時、各地でそこの特産品の素材を使った独自の料理を作ることを勧め、広げて、各地を活性化させ、ついには近隣の国々からも観光客が来るようになった経緯を、「美食外交」と名付けて講演されたのを5月に中国で聞き、その本もいただき、親しくなっていた。この大使が隣のブースに来られたので再会を喜びあった。美食外交はとても活性化によい方法なので多くの人に話していることを伝えた。右横のブースはブラジルで立派な料理本が並んでいる。聞くとブラジルでは料理本を食堂などに飾るので本は豪華に作るのだという。ブラジルの隣は100m走のボルトのジャマイカで中南米に囲まれている。真向いはイスラエルでその左横はフランスで料理に使う香料を扱いその関連本を販売している。客の少ない時にするおしゃべりが楽しい。私が歯のケア用品を作っている会社ということで料理とは少し距離があるので回りは興味深々であるの入れ替わり立ち代わり寄ってくる。広い通路が世界中の本好きで川の流れのように押し寄せる。